米ローリングストーン誌の歴代トップ500曲が17年ぶりに更新されました
1967年創刊の米雑誌「Rolling Stone」。
インパクトの強いカバーデザインや、いまどきの話題に鋭く突っ込んでくる若者世代の雑誌というイメージが強いのですが、そのローリングストーン誌が、今回17年ぶりに、歴代トップ500ソングリストを更新したと報じられました。(2021年9月)
リスト作成に加わったのは、250人を超すアーティスト、プロデューサー、そして業界の著名人。それぞれが自身のトップ50を選んで提出、総計4,000曲ほどが対象となったそうです。
1950年代から今に至るまでの楽曲の中から選ばれた約4,000曲を更に500曲に煮詰めて順位をつけるとは、何とも大それたというか、よくやったなというか・・・。
今回トップ500に登場する楽曲を年代別にみると、1970年代の曲が一番多くランクインしていて、関係者によると、今の若者がいちばん共感を持つのも1970年代の曲、なんだそうです。
- ジョン・レノンの’Imagine・イマジン’(1971)
- スティービー・ワンダーの’Superstition・迷信’(1972)
- クイーンの’Bohemian Rhapsody・ボヘミアン・ラプソディー’(1975)
などがトップ50に入っています。
そして今回、1位に選ばれたのは、
‘Respect・リスペクト’ by Aretha Franklin(1967)
♪R-E-S-P-E-C-T
Find out what it means to me♪ とスペルアウトするあの曲です。
アレサ・フランクリンは、’アメイジング・グレイス’のカバーでも有名な黒人女性ソウルシンガー。’Respect’がカバーされた当時は、女性の応援歌としても注目され、全米一位の大ヒット曲となりました。
1999年の自叙伝の中で、この曲は、「男性、女性、ビジネスマン、母親、消防士、先生、ごく普通の人達が求めているものを表現している – 人は誰もがリスペクトされるべき」と語ったそうです。
なぜこの曲が1位にランクインしたのかに言及する意味は見当たりませんが、トップ500の傾向、特に今の若者が1970年代の曲に惹かれているのが事実なら、それは注目したい点かもしれません。
(注)この記事は、水波霊魂学で学んだことをもとに、私(さんば)の理解の範囲内で作成したものであり、契山館の公式見解を掲載したものではありません。