生まれ変わりとか再生の仕組みは難しいけれどそれなりに考えてみた
目次
再生と人口増加の関連性ってどうなんだろう
「生まれ変わり」というと、他界した人が、その後もう一度、赤ん坊となって地上に生まれてくる、そんなイメージを持たれる方が多いのではないでしょうか。
そして、過去世の記憶は全部封印されているんだけれど、消滅したわけではないので、時々、記憶が蘇ったという人がいたり、パストライフ・リグレッションとかいう催眠療法みたいなことで、過去世にさかのぼって記憶を再現できたりするとか。
このタイプの再生について、よく疑問に思われているのは、もしひとりの人間が他界して、そのまま再生するとしたら、どうして地球上の人口が増えるのか、ということです。
仮に、はじめの人類というものが100万人地上に生まれたとして、他界しては誕生し、他界しては誕生し、それを続けているとしたら、人口はプラスマイナスゼロなので、タイミングによって減ることがあっても、増えることはないということになるんですね。死なないと生まれないということだから。
地上に生まれたことのない過去世ゼロの魂が、今も地上に続々と誕生してきているというのでない限り、この説は成り立ちません。
霊魂学が説明している再生だと納得がいくのでしょうか
砕けた説明ですが、霊魂学によると、再生というのは、他界した霊魂のほんの小さな細胞ひとつのようなものが、生まれてくる赤ん坊の中に入り込み、肉体と一緒に新たな人格を形成していくといったことのようです。最初に入り込む小さな霊魂のかけらは、人間の親子のように(霊的)DNAは引きつぐけれども、具体的な記憶そのものは引きつぎません。
人間の肉体が、100%親から生まれてくるもので、体質とか外見などは引き継ぐけれども、親の記憶そのものを引き継ぐわけではないのと同じです。
けれども、他界した霊的個性の全体ではなくて、ほんの一部だけが再生するのだとしたら、幽質界に暮らす霊魂の数は、かつて地上に生まれたことのあるすべての人数と同じになるということだから、霊的世界は、どんだけ広いねん!ということになります。
それっていったいどんだけ❓
今までに地上に誕生した人間の数はいったいどれくらいなのでしょう?
米国PRB (Population Reference Bureauー人口統計局)には、人類の誕生以来、どれだけの人数が地上に生まれたかを計算して発表しているデータがあります。どのように計算したのかはともかく、そのデータを使って、ちょっと霊魂学的に計算してみましょう。
霊魂学では、はじめに霊魂が幽質界から地上・物質の世界に下りたのは約11,000年前(およそ紀元前9000年)と書かれています。
(参照:「神体:偉大なる魂の生涯」18章 最初の人類)
統計局のデータの区切りだと、紀元前8000年の数字が一番近いので、それを使うとして、
- 2020 A.C.時点での累計誕生人数は、116,761,402,413人 (A)
- 8000 B.C.時点での累計誕生人数は、 8,993,889,771人 (B)
参照元:PRB (Population Reference Bureauー人口統計局)
(A) から (B) を引くと、107,767,512,642人
かなり大ざっばではありますが、最初に霊魂が地上の人間として生まれてから今までの間に、約1,077億6,751万2,642人の誕生があったという計算です。
2020年の総人口が、約77億7千万人ということは、今地球上に生きている人類の約14倍の人数が、元地球人として幽質界に暮らしているということ・・・かな?
でも、幽質界には、元地球人でない生命体もいるのだろうことを考えると、やっぱり果てしなくデッかいに違いない!
PRBのデータで面白いのは、人類の始まりとして記載されている紀元前190,000年の人口が2!ふたり!ということ。
それって、アダムとイブ?
そして、人口増加率は、人類始まって以来、ずっと上昇の一途をたどり、2050年には、98億7600万ほどになると予測されています。
人口1000人あたりの誕生数は、西暦1年からずっと下降していて、2020年には19人。人口は増え続けるけれども出産密度(?)は下がっている・・・世の中、長生きってこと?
統計って面白いけれど、なんだかわかんなくなってきました。
再生について考えてみるとは言ったものの、入り口で足止め状態ですね。
大切なことは、幽質界の霊魂の一部が地上に再生してくることになった背景、理由、目的と、その先のこと。
考えるのも楽しいけれど、霊魂学シリーズ書籍を読めば、もっと面白いですよ!答えがあちこちに散りばめられていますからね!
と最後は宣伝で締めくくりです。
秋の夜長の物思いに、最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!
(注)この記事は、水波霊魂学で学んだことをもとに、私(さんば)の理解の範囲内で作成したものであり、契山館の公式見解を掲載したものではありません。