あの世で念を受けた場合の痛み

地獄での念の痛み

地上の人間から見れば、あの世の下の方の世界は、最下層に行かなくとも、十分に「地獄」と言えるような世界のようです。

念の力が強い者が弱い者を支配し、逆らえば集団でのリンチ等が待っています。
そこでの念の攻撃は、皮膚を剥がされ、目をくり抜かれ、体を引き裂かれるというように、凄惨なもののようです。

では、幽体に痛みはあるのでしょうか?
肉体がなく幽体だけの身体になった以上、痛みも無いように思えますし、痛みがないならば、集団リンチにも耐えられるように思えます。

実は幽体は、本当は、痛みを感じないそうです。
ところが人は、死んでからも暫くはこの世の記憶で生きており、食べ物の味や、肉体が侵襲された場合の痛み等を覚えているようなのです。そうした人間の霊魂が、幽質界で念での攻撃を受けると、意識の中にある「痛い」という記憶により、本当に痛いと感じてしまうようです。

もっとも、最初から上の方の世界に入った霊魂は、周りに念で攻撃するような霊魂はいませんから、そうした心配は要らないと思われます。また、最初は上の世界に入っていなくても、努力して上の世界に行くような霊魂であれば、そのうち、痛みはこの世の記憶にすぎない事を理解しますから、痛いという感覚は忘れていくそうです。

一方、下の世界は違うようです。
下の世界には、残虐な霊魂が大勢おり、念の力で相手に痛みを感じさせるテクニックを持っているらしいのです。そして、人間の霊魂としての極限まで苦痛を与えるようです。

ですから、集団リンチがずっと続くと、攻撃に遭っている霊魂は、「もう、いっそ殺してくれ!」と泣き叫ぶようです。

でも、残念ながら、死ぬ事もできません。引き裂かれても、引き裂かれても、幽体は元に戻ります。

私達は、絶対に、下の世界には入りたくないですね。

by ドーン

(注)この記事は、私(ドーン)の理解の範囲内で書いており、契山館の公式見解を掲載したものではありません。

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