私は、UFOも宇宙人も存在すると思っています。
高校生の頃ですが、夜空にオレンジがかった赤い光を放つ、ほぼ正円の形の物体を見た事があります。
２０メートル位離れた所から、信号機の赤を見たような大きさですから、飛行機の点滅とは異なります。東の空から西の空に向かって飛行していましたが、突然消えてしまいました。

それが何だったかは分かりませんが、いわゆるUFOと言われる飛行物体だったと思っています。
そもそも、広大な宇宙に複雑な脳の機能を持った生命体がいたとしても、不思議ではありません。たまたま地球では、人間よりも高い知能を持つ動物が存在しないだけであり、宇宙には存在する可能性は否定できないと思います。

では、知能が高ければ、霊的にも高級なのでしょうか？
私達は、高度な生命体かどうかを、脳の機能を基準に考えます。
そして、地球上では人間が一番知能が高いですから、価値的にも人間が他の動物よりも高いものと考えがちです。そのため、動物を犠牲にして自分達の欲望を満たす事を、当然のように考えています。

こういう思考の結果からか、高度な知能を持つ宇宙人の存在を信じる人の中には、彼らを神のようにあがめる人達もいるようです。
実は地球は宇宙人の流刑地だったとか、人間のDNAは宇宙人が操作して創ったとか、やたらと宇宙人を地球人の上に置きたがるように感じます。
宇宙を往来できるような高度な科学技術があれば、生命としての価値も高いと判断するのは、この世の人間の性（さが）とも言うべきでしょうか？

しかし、物理的な宇宙に生まれた生物の脳の機能と、霊的な生命体としての価値は違うようです。
人間が他の動物と根本的に異なるのは、知能が優れているからではなく、動物にはない「霊体」という霊的な身体を持っているからです。
動物は、肉体と重なった「幽体」しか持ちませんが、人間には「幽体」の他に「霊体」をも有しているそうです。
この「霊体」は、肉体とは重なっておらず、もともと高貴な存在で、神を志向するように出来ているようです。
いくら肉体の脳の機能が優れていたとしても、イルカやチンパンジーが神殿を作って神を祀っているという話は、聞いた事がありませんよね。

これは、あくまで私の妄想ですが、宇宙人は、優れた頭脳を持つ動物の延長線上にすぎず、霊体は持っていないのではないでしょうか？
すなわち、幽体と重なった肉体の脳が、地球人よりも優れているだけであり、本質的にイルカやチンパンジーと異ならないように思えます。
何故、そう考えるかというと、彼らが高度な文明を持ちつつ、未だに物質宇宙に存在しているからです（もちろん、もし存在するとすればの話ですが。）。

幽体を所持する以上、生物としての死が訪れた後は、霊的世界である幽質界に行きます。
しかし、彼らが神を求めて真実を追究し、高級霊魂からの指導を受けて修行するような、霊的に高度に進歩した生命体だったとしたら、もはや物質宇宙に「再生」する事はないはずです。
つまり、高度な文明が存在しているとしたら、「すごい！」のではなく、そのような文明が、同時に高度な霊的文明でもあったならば、とっくに消滅して彼らも生まれて来ないはずなのに、存在しているのはおかしいと思うのです。
彼らが、高度な倫理観や道徳観、愛を持っていたとしても、肉体の保持のための規律のようなものであって、神を志向した結果ではないように思います。

私達人間が特別なのは、まさに「霊体」を所持しているからです。
だから、どんなに宇宙人の頭が優秀であっても、霊体を持った人間の方が、霊的には（本来なら）高級な存在なのではないでしょうか。
それ故、宇宙人を神としてあがめる必要はありません。
もし科学技術を教えてもらうとしても、いわば賢いイルカに泳ぎを教わるようなものだと思いますが、みなさんはどう考えるでしょうか？

この問題に興味のある方は、以下の動画をご覧下さい。

霊魂学動画・地球人よりも霊的に高級な宇宙人は存在する？

(注)この記事は、私(ドーン)の理解の範囲内で書いており、契山館の公式見解を掲載したものではありません。