神様を信じられなくても霊魂を信じることはできる(説)
ギャラップ国際協会(GIA)が公表した統計結果が興味深い
データは、2017年4月と少し古いのですが、今でも参考になると思います。
以下は、68ヶ国6万6千人を対象に、自身の宗教的信念について質問した結果から抜粋したものです。全対象に加えて、年齢層のコラムを追加してみました:
信念↓↓ 対象→→ | 全対象 | 18歳~24歳 | 65歳以上 |
魂の存在を信じている | 74% | 78% | 68% |
神を信じている | 71% | 74% | 67% |
天国の存在を信じている | 56% | 64% | 46% |
地獄の存在を信じている | 49% | 57% | 35% |
死後の世界を信じている | 54% | 60% | 45% |
全体を見ると、神や魂を信じているけれども、天国や地獄、死後の世界といった場所・環境があるとは思っていない人が多いのでしょうか。
そして、全項目において若い層の「信じる%」が高くなっています。この統計は、ある時期のスナップショットですが、引き伸ばして考えてみると、「人は年を重ねるにつれ、信じる%が減ってくる」といえるのかもしれません。
更に「信じる%」の傾向としてわかったことは:
- 学歴が高いほど、信じる%が低くなる
- 収入が多いほど、信じる%が低くなる
ということだそうです。
学歴が高く、収入も多い、中高年に達した「成功者」が主導権を握る社会が、もしあるとしたら、そこでは、神という存在を肯定しつつも死後の世界を否定する、科学主義者、物質主義者が幅を利かせている、ようにも見えてきます、そんな社会があるとしたらですよ。
若い頃には信じていたものが、教育や社会の影響によって色あせていくのでしょうか。
アンケートを実施したギャラップ国際協会は、この統計結果について、こう締めくくっています:
この調査によって、各国の歴史と教育のレベルが、これらの価値観の認識にかなりの影響を及ぼしているにもかかわらず、宗教が世界レベルで個人の生活に深く関連するものであることを確認しました。
霊的・宗教的信念に関連する統計結果(インタビューされた世界人口の約4分の3が魂と神を信じている)は、世界人口の大多数が信仰を持ち、それを支えとすることがいかに重要であるかを示しています。女性と若者は、神、死後の世界、魂、地獄、そして天国というスピリチュアルな側面に対してより高い数値を示しています。
(参考元:ギャラップ国際協会)翻訳アシスト by Yarakuzen
参考までに、日本人の場合は、29%、約3人にひとりが無宗教と答えたそうです。
統計は、あくまでも参考資料ですが、色んなことを考えるいい材料ですね。
霊魂学徒は神を信じているの?
当然でしょ!? と言われるかもしれません。ですが実際は、少しニュアンスが違うのです。
水波霊魂学では、霊的存在それぞれのレベル・成長度によって呼び方があります。
一般に、地上の人間のレベルから上方向に見てみると、一番近い存在が、「補助霊」、その上に「高級霊魂・守護霊・指導霊」、その上に、「高貴な霊魂」、高貴な霊魂のトップに「神霊」の存在があります。
「神」という存在があるとしても、それは、「神霊」の上、はるかかなたのまったく想像もできない存在なので、信じる信じないの範疇ではなくなっているともいえます。神を信じていても、人間が神と直接交流することは到底できません。
だからこそ、まず、自分自身が霊魂であるということを知りましょう、そして霊的世界、高級霊魂、高貴な霊魂、神霊について学びましょう、とおすすめしているのです。
もし、あなたが、神という存在を信じることができなくても、霊的なことなら何となく信じられる、そう仰るのであれば、霊魂学はあなたのすぐそばにあります。
幽霊、霊感、テレパシー、幽体離脱、瞑想・・・、学校や社会が教えてくれない未知の世界について、少しでも興味があるのなら、霊魂学が、それらすべてにお答えします。
年齢や学歴、収入が増えるにつれて失くしてしまいがちなもの、それがどれほど大切で重要なものなのか、多くの人は気づいていません。
その通りです、学歴や収入に対して何ら否定するものではありません。
(注)この記事は、水波霊魂学で学んだことをもとに、私(さんば)の理解の範囲内で作成したものであり、契山館の公式見解を掲載したものではありません。