神との取引・人が奇跡を願うとき
私達が日々行っていること、買い物や娯楽、仕事など、金銭が絡むものはすべて取引といえます。
決まった金額を支払いさえすれば、どこの誰とわからなくても、学歴や身分がどうであれ、商品を買うことができます。
貨幣制度というのは便利です。
では、神との取引、はどうでしょう。
自分の力ではどうにもならない深刻な願い事があるとき、何かと引き換えに神に奇跡を乞うといったことです。
人間は神と取引できるのでしょうか。何かを犠牲にすると約束して、奇跡を乞うことができるのでしょうか。
できない
と私は思います。理由はいろいろです。
まず最初に、人が神と直接関わることはないので、そこを、守護霊、高級霊魂に変更して考えてみます。
そして次に、取引という大それた言い方ではなく、願いとか祈りに変えて考えてみます。
高級霊魂は、必死に祈る人の願いを聞き入れてくださるのでしょうか。
ここからが本番です。
高級霊魂が人の祈りを理解するためには、まず祈りそのものが高級霊魂に届く質でなければ無理です。
それには、祈っている人の霊的身体の質が、守護霊やアシスタントの補助霊がキャッチできるレベル、つまり、祈っている人の幽体オーラが大きく光っていなければなりません。
守護霊や補助霊、高級霊魂が、何でもかんでもできると思うのは勘違いです。
物質界に法則があるように、霊質界にも法則があります。
高級霊魂方は、人が霊的に成長することを願って活動されています。
ですから、その目的に沿った祈りでなければ、受け入れてくださることはないでしょう。
もし受け入れられたとしても、人に都合のいい形で叶えてくださるとは限りません。
あくまで、霊的成長に向かう最善の効果を考えて動かれると思います。
守護霊に祈るときに必要なことは、
- 守護霊に届く祈りの念を出すために幽体オーラを輝かせること
- 祈りの内容が霊的成長につながるものであること
がまず必要です。幽体オーラを輝かせるためには、神伝鎮魂法といった霊的トレーニングが一番の近道です。
そしてもうひとつ重要な点があります。
幽体オーラが未熟なまま祈るとどうなるのかということです。
神や高級霊魂を信じていなくても、人々は神社やパワースポットなどで祈ったりします。
その祈りが、必死の思いであることも多々あります。強い念が発せられるのです。
でも、幽体オーラが輝いていないうちに発する祈りの念は、質がまだ低いので、その念をキャッチできるのは、相応の霊的存在だということです。
質が低いというのは、祈りの内容が低いわけではありません。苦しんでいる人が救われますようにとか、戦争がなくなりますようにと必死に祈る人もいます。ただ、発信元である人の幽体オーラの質が、まだ未成長である場合ということです。
霊魂学は、そのことについて山ほどの情報と警告を発信してきました。それほどに危険を伴うことだからです。
幽体オーラが未熟なうちに祈っても、高級霊魂には届かないから無理、何も叶わないよ、というのならまだいいのです。
実際は、未熟な幽体オーラの人が発する祈りの念は、未熟な幽体オーラを持つ霊魂にキャッチされます。
今、地上には、未熟な幽体オーラを持つ大勢の霊魂達が24/7(24時間週7日)でうろついているようです。
そのような霊魂と縁をつけてしまうと、どのような形で祈りが叶ったり奇跡が起こったりしたとしても、それは、美味しいエサを仕掛けて獲物を狩ろうとするハンターの罠にかかってしまったも同然です。
たくさんの人が、そうやって未熟な霊魂達の餌食となっているのです。
対策はただひとつ。幽体オーラを輝かせること。これに尽きます。
そうすれば、未熟な霊魂は近づくことができず、高級霊魂の目にはとまるようになるのです。
答えは、いつもシンプルで明快なのです。
問題なのは、それを信じ、受け入れて実行するかどうかという個人的な決断なのです。
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(注)この記事は、水波霊魂学で学んだことをもとに、私(さんば)の理解の範囲内で作成したものであり、契山館の公式見解を掲載したものではありません。