フェイクニュースがはびこる時代

フェイクニュース

偽情報」とか「ガセネタ」、言葉そのものは新しいものではありませんが、ここ数年の間にその威力を増し、やたらと見聞きするようになったのは、やはりインターネットの影響が大きいと言わざるを得ません。

入力したものが大した制約なしに瞬時に世界中に公開されるネット環境は、まじめに知らせたいことがある人にとっては夢のようなお話ですが、単に世間を騒がせたい、ひと目を引きたい、クリック数を上げたい、そういう動機を持つ人にとっては、「入れ食い」効果を狙ってフェイクニュースを流す絶好の道具になってしまう可能性も秘めています。

ネット以前の時代には、ニュースの発信元は新聞社や出版社だったりテレビ局やラジオ局だったりしたので、出どころがはっきりしていて、報道内容は、それなりに事実確認がされていたはずでした。それこそフェイクニュースだと判明しようものなら会社の名に傷がつき、株価や売り上げにも影響が出ます。

報道に携わる人たちには、責任感というかプライドというか、偏見やバイアスがあったとしても、それは「フェイク」ではなかったと思いたいのですが、最近騒がれているフェイクニュースは、そういった範疇を超えたもののようです。

報道をすべて鵜呑みにするのは不注意なのでしょうが、さほど疑わずに受け止めてもよかった時代はもう終わったのでしょう。

フェイクニュースと言われる情報によって、犯罪が起こったり、世論や国政が大きな影響を受けたりする世の中では、発信側のモラルや規制の強化と同時に、受け取る側が真偽を見定める力を養う、そういった「言うのは簡単」的な対策を忍耐強く続けていくしかないのかもしれません。

さて、霊的な分野には、フェイクニュースというものがあるのでしょうか。

あります。そしてそれは思ったよりも複雑な問題のようです。そもそも、裏付けや証明が困難な分野ですから、フェイクだと立証することも困難です。情報発信者が意図的にフェイクを流したという場合は論外ですが、そうでない場合、強く信じていて、良かれと思って公開した情報が実は虚偽であったということになると、発信者にとってもまさかの展開でしょう。

霊的な分野の情報。それは、自分が「信じるかどうか」という判断に委ねられています。そんなあやふやな判断基準しかないというのは、実はかなり不安なはずです。けれども、霊的なことが、今日明日の生活に大きく影響を与えることはないと思われているために、その重要性が語られることはほとんどありません。1%の物価上昇がトップニュースになっても、霊的環境の悪化速度がニュースになることは今後もなさそうです。

目に見えるか見えないか、証拠があるかないか、五感に頼るしかない人間にとって、霊的分野の開拓は、まだまだ前途多難です。

「幽体の悲劇」

by さんば

(注)この記事は、水波霊魂学で学んだことをもとに、私(さんば)の理解の範囲内で作成したものであり、契山館の公式見解を掲載したものではありません。

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