自殺を選ぶか、生きる目的を見出すか、霊魂学のこたえは?
「働く女性の自殺が増加」、「子供の自殺、初の400人越、不登校は19万人以上で過去最多」
どちらも、ネットで「2021年の自殺」と打ち込んで出て来た見出しです。
それ以上調べるまでもなく、自殺で亡くなった人の数は増加しています。
コロナ禍における現象、歪んだ社会が生み出した現象など、特殊な要因として様々に分析され論じられていますが、本当の理由や経緯は、なかなかわからないというのが現実だと思えます。
自殺という手段を取らざるを得なかった方の苦しみ、遺族の方々の苦しみ、それは言葉にはできません。
それでも、この世に生きて、できることがあったとしたら、これから先にあるとしたら、生きていくという選択をしやすいような社会にしなければいけないのだと思っています。
霊魂学では、自殺もふくめ、人の死、死後のこと、魂ということについて、深く言及しています。
社会に浸透している常識や知識とは、まったく違う角度から、人の命、そして死というものに向き合っています。
死というものは、どういう理由でどういう経緯であれ、人の魂を肉体から切り離し、同時に辛い現実からも切り離します。
それは、現実社会からの解放であり、肉体の苦痛からの解放であり、人間関係からの解放であり、あらゆる苦しみからの解放に違いありません。
けれども、私達は、血肉を持つ生命体であると同時に霊的生命体です。これは事実なんです。
肉体の死は、物質社会からの解放であると同時に、霊的社会への参入です。
何の準備もなく、何の知識も心構えもなく、飛び込んでしまうのは無謀なことです。
辛いこと、苦しいこと、どうにもならないことが多すぎる世の中です。
その苦しみを克服してがんばれなどと言われても、あなたに何がわかると思われるだけかもしれません。
それでも願っています。
死ぬってどういうことなのか、他界後に、何が起こるのかを知ってください。
あなたが、肉体を失くしても生き続ける霊的生命体であることを知ってください。
いちばん大切なこと。
今は生き延びて、霊魂学に出会ってください。
(注)この記事は、水波霊魂学で学んだことをもとに、私(さんば)の理解の範囲内で作成したものであり、契山館の公式見解を掲載したものではありません。