この先、地球そして人類は大変なことになってしまう・真の善行とは何?
”ペイ・フォワード 可能の王国 (原題・Pay it forward)” という、2000年公開の米映画があります。
「世界を変えるために何ができる?」という社会科の課題をきっかけに、12歳の少年が「親切を先へ回していくこと」を思いつき実行するという話。
自分が親切にしてもらったら、それを他の3人にお返し・回していくことをそれぞれが継続することで、世界はもっとよくなる、そう考えた少年のプロジェクトの行く末は如何に?
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時代の流れを把握できるほど長く広い人生を送ってきたわけではありませんが、近年起こった数々の災害を通して、人々は、助け合うこと、環境を改善すること、人類の未来を見据えること、そういったことに今まで以上に着目し始めたように感じます。
身近な人に対する思いやりや親切、そしてボランティア活動や支援活動の広がりに見られるように、多くの人々の中で、「このままでは地球は、そして人類は大変なことになってしまう」という危機感が強く芽生え始めているのではないでしょうか。
けれども現実は厳しい。
利益と発展を最優先させてきた結果、人類は確実に何かを失っています、それは目に見えない疫病のように、少しずつ静かに、私達を蝕んでいきます。
善行は尊い、思いやりや親切、許すこと、敬意を払うこと、自分以外の存在を、自分のことのように考えて行動する。
すべて尊いことです。
それでも私達は、何度も何度もそう言い聞かせ、そう叫び、呼びかけることなくしては、なかなか変わることができません。
変わることができたと思っても、どこかで躓き、希望や情熱が失われてしまいます。
そして、この地上で人類が真の意味で幸せになることはできない、そう感じる人が、この先も増えていくことでしょう。
そしてそれは、核心を突いた目覚めです。
なぜなら、人間は単なる物質ではないからです。
機械なら、修理してメンテナンスして、アップデートしてちゃんと動くようにできるし、それが無理になったらリサイクルすればいい。
でも人間は、物質という肉体だけでなく、魂という霊的な部分を持っているのです。
霊的な部分をないがしろにして、物質だけ一生懸命改良しても、ひずみは大きくなるばかり。
だから本当の幸せに到達しないのです。
危機感を持ち始めた今、本当に必要なことは何なのか、最優先すべき善行は何なのか、
宗教や精神論が、現実的な解決法を示すわけがない、多くの人がそう思っていることでしょう。
だから何度も何度も呼びかけるのです。
答えは、今、目の前にあるのだと。
魔法や奇跡をあてにしてはいけない。
簡単に幸せになれるなんて期待してはいけない。
そうではなく、自分という魂が、肉体を超えてずっと存在し続けることを知り、
魂にとっての善行とは何なのか、幸せとは何なのか、
何が必要なのか、それをじっくりと考え、学ぶことです。
霊魂学にはその答えと対策があります。
霊魂学動画をご覧ください:死にたくなるほど辛い時にすべきこと
(注)この記事は、水波霊魂学で学んだことをもとに、私(さんば)の理解の範囲内で作成したものであり、契山館の公式見解を掲載したものではありません。