三途の川を渡ると死後の世界?
私の知り合いに、「三途の川まで行ったけど、渡らずにこの世に戻って来た。」という方がいらっしゃいます。
病院に入院中、心停止になったそうであり、その時に「三途の川」を見たのだそうです。
その方が言うには、暗いトンネルを抜けたら、パッと明るくなって、奇麗なお花畑があったそうです。そして、その上空を飛行して行った先には大きな川があり、川岸に着いたら、向こう岸に行きたくてしょうがない気持ちになったそうです。
しかし、川を渡るためには、船頭さんに船賃を渡さなければならないところ、持ち合わせがなかったため、船頭さんから乗船を拒否されてしまったそうです。
そして、残念な気持ちで途方にくれていたら、遠くから「お母さーん、お母さーん!」と泣き叫ぶ声が聞こえてきて、気がついたら、病院のベッドだったそうです。その時、娘さん2人が、彼女にしがみついて泣いていたそうです。
こういった体験は、「臨死体験」と呼ばれるようです。
では、彼女は一旦死んだのかと言うと、医学的にはともかく、霊的には死んではいなかったのです。結局、意識が戻ってきたわけですから、肉体と幽体とを結びつける「間気」というものが、完全に消失してはいなかったと考えられるからです(間気が完全に消失して、幽体が肉体に絶対的に戻れなくなった時が「死」です)。
では、この方が見た三途の川は、霊的世界に実在する景色であり、これを渡れば「死後の世界」が待っているのでしょうか?
それとも、三途の川というのは、人間の肉体が作り出した幻覚なのでしょうか?
詳しく知りたい方は、以下の動画をご覧下さい。
(注)この記事は、私(ドーン)の理解の範囲内で書いており、契山館の公式見解を掲載したものではありません。