霊魂学のすすめ
福沢諭吉著の「学問のすゝめ」の中の、「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らず」という言葉は有名ですね。
地上においては、格差や差別があるも、皆同じ人間として生まれてきますから、地球上のどこに行っても、同じ空気を吸えますし、会話も可能です。
でも、あの世は違います。
上下高低がはっきりしており、高級な霊魂はより上の階層に住んでおり、そうでない霊魂は下の階層に住んでいます。
従って、上の方にいる霊魂が自分の力をある程度落として、下の世界の霊魂に会おうと思わない限り、両者は出会うことはりません。
それにも限界がありますから、あまりレベルが違いすぎると、会おうにも会えないようです。
私達は、他界後にすぐに、かなり上の世界や、かなり下の世界に行く事はないようですが、いかなる世界であれ、地上とは全く異質の世界ですから、路頭に迷ったような状態になります。
でも、上の方の世界に入れば、先輩の霊魂達が、あれこれとあの世の事を教えてくれますから、次第にあの世の法則にも慣れていくことができます。
そして、順調に霊的に成長していけば、さらに上の世界に入っていくようです。
これに対し、下の方の世界に行ってしまうと、こんな親切な先輩はいないようです。
そこには、念の力で支配しようとする霊魂がたくさんいますし、新参者を騙してボスの所に連れて行こうとする霊魂もたくさんいますから、いきなり酷い目に遭う可能性があります。
それ故、あの世の法則を学ぶどころではなく、怖い霊魂から自分を防御するのがやっとだったり、捕まって念で傷付けられて、さらに下に下がっていく霊魂もいるようです。
では、どうしてこんな差が生じてしまったのでしょうか?
「学問のすすめ」によれば、本来人間は平等に造られているはずのところ、現実的には、賢い人もいれば愚かな人もいるのは、学ぶか学ばないかの差であるとされているようです(解釈が不正確だったらすみません。)。
もちろん、机上で学ぶだけではなく、世の中で実践していく事が必要だと思われます。
あの世の上の方に行くのか、下の方に行くのかについても、まずは学んで、霊魂の世界の実態を知る必要があります。
そして、霊魂の実在と実情を知ったら、霊的トレーニングをして実践する必要があります。
もちろん、霊魂の世界の実在を信じる事が前提になっていますから、これを学ぶというのは、信仰の一種という事になります。
科学を信仰し、「霊的な世界は絶対にない」と断言し、霊的な世界について知る必要がないと考えるのも自由です。
ですが、もし、本当にあの世があったらどうでしょう?
下の世界に落ちたら、その時に後悔しても後の祭りです。
まずは、霊魂学を学ぶことをおすすめいたします。
(注)この記事は、私(ドーン)の理解の範囲内で書いており、契山館の公式見解を掲載したものではありません。