手の指先から出る白い光線
まだ私が契山館に入る前です。
暗い場所で、手の指を見たりすると、ボヤッとした白いものが見えました。これは一体何だろうと、凝視すればするほど、ますます見えるようになりました。
指の先端からは、白いもやが光線のようになって出て行き、しかも、かなり遠くまで伸びたので、空中でぐるぐる回しては、面白がっていました。
この白いものは、オーラとは違う何かだろうとは思っていましたが、これで遊ぶ事の危険性は、全く考えていませんでした。
しかし、これはやってはいけない事でした。
その当時の私は、霊的な事柄は信じていたものの、正しい霊的知識は持っていなかったため、危険な行為か否かの判断が出来なかったのです。
手から出る白いものは、「気」であり、契山館で言う「間気」でした。
私達は誰でも、「肉体」の他に「幽体」を持っており、肉体と幽体は、間気という半物質でピッタリと重なるように出来ているそうです。
ところが、この間気が肉体の外に漏れてしまうと、両者を結びつける糊が剥がれるようなものですから、幽体が肉体からズレてしまい、無防備な状態におかれます。
また、漏れた間気自体も霊魂には見えるようですから、間気を扱う技術のある霊魂であれば、これもイタズラの対象となるようです。
それ故、間気が漏れていると言う事は、このような霊魂に寄って来られてイタズラされる危険があるという事になります。イタズラできなくとも、これに興味をしめした霊魂に寄って来られる危険があります。
私は、手から漏れた間気で遊んでいたものであり、いつ不道徳な霊魂に目をつけられ、寄って来られても、おかしくない状況でした。
間気は、人間の「念」に影響されやすく、自分の手を凝視したりすると、外に漏れやすくなるようです。
なるほど、私が手を凝視すればするほど、白いものが見えやすくなったのは、そういうわけでした。
契山館に入り、ちゃんとした霊的知識を持った今、当時の事を思い出すとヒヤッとします。不道徳な霊魂に目を付けられて運命を狂わされずに、無事に契山館に辿り着いた事は、実にラッキーでした。
これを読んだ方々は、「試しに暗い所で手を凝視してみよう。」なんて思わないで下さいね。
こんな話をしておきながら、「やめましょう。」と言うのも何ですが、とにかく危険ですので、やめて頂きたいと思います。
心霊スポットを訪れたり、安易に瞑想を試みたりするのも同じです。
霊的知識があるのと無いのとでは、その危険性に対する認識が大きく違ってきます。
まずは正確な霊的知識を得ておく必要があると思います。
間気や幽気について、もっと知りたい方は、以下の動画をご覧下さい。
霊魂学動画・霊魂に関するQ&A・波長、オーラについて(手から出る間気については、18分30秒くらいの所にあります。)
(注)この記事は、私(ドーン)の理解の範囲内で書いており、契山館の公式見解を掲載したものではありません。