あなたは貧乏な人ですか?環境改善の大切な意味
「貧乏な人とは、少ししか物を持っていない人ではなく、無限の欲望があり、いくらあっても満足しない人のことだ」
2010年の3月1日から2015年3月1日まで、ウルグアイの大統領を務めた、ホセ・アルベルト・ムヒカ・コルダーノ氏が、2012年のリオ会議で行ったスピーチの中で引用した言葉だそうです。
「世界でいちばん貧しい大統領」と呼ばれたムヒカ氏は、「私は貧しいのではありません。質素なのです。」と答えたそうです。その言葉どおり、ムヒカ氏は、国を統括する大統領のイメージからは程遠い生活を送られていたようです。
「物の豊かさ」に対する考え方は、時代と共に変化していきます。
物が乏しい時代には、豊かになることを優先し、豊かになれば、もっと豊かになることを優先する。そして歯止めがきかない状況になってくると、多くの人々は疑念を抱き始めます。
そして今、SDGsの活動が全世界で活発になり、持続可能な社会の実現を旗印に、人々の環境に対する取り組み方も少しずつ変わってきたようです。
世代をひとくくりにするのは無謀だとは思いますが、「今の若い世代」の人たちは、その前の「若い世代」の人たちとは、ずいぶん違う目を持っているように感じる事があります。もしかしたら、まだ現実社会に埋もれていない若者の感性のようなものが、つかみどころのない危機感を察知しているからなんじゃないだろうか、そういう風に思うことがあります。
その危機感、あるいは違和感といったものは、五感で察知できる物理的要因によるものばかりではありません。そこには、霊的な要素が多分に関わっています。
肉体が空気を吸うように、幽体(霊的身体)は幽気(霊的な空気)を吸います。吸わなければ生きていけないからです。
空気や幽気がどれだけ汚れていても、有害であっても、私達は皆、吸わなければ生きていけません。
肉体が不健康になるように、幽体も不健康になり、何の治療も対策もしないままに寿命を終えるときには、肉体は捨ててしまえばいいけれども、幽体は捨てるどころか、その先の主要な体として維持しなければなりません。
「健全な幽体」を持つことがどれだけ重要なことか、今の社会は、子供たちにそれを教えなければならないのです。
環境改善の最大の課題は、地上の霊的環境の改善です。
貧乏な人とは、霊的成長を求める欲を持っていない人のことです。
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(注)この記事は、水波霊魂学で学んだことをもとに、私(さんば)の理解の範囲内で作成したものであり、契山館の公式見解を掲載したものではありません。