死後の世界の事は霊魂から聞くしかない

高級な霊媒

死後の世界は誰もが必ず行く世界です。
海外渡航の前に、その国を下調べするのと同様、生きているうちに知識を得ておく必要があります。
問題は、その方法です。

これはもう、死んだ人、つまり霊魂から聞くしかありません。
私達生きている人間が、あの世の事をあれこれ想像しても、所詮、この世の価値観から離れられず、単なる希望や期待を反映したファンタジーになってしまいます。

臨死体験を語る方もいらっしゃいますが、まだ死んでいなかったからこそ、生きてこの世に戻ってきたわけであり、死後の世界に入って情景を見てきたわけではありません。*参照「霊魂学動画・臨死体験は死後を見ていない」

でも、普通の人は、霊魂と交流することはできないのに、どうやって死者から情報を聞き出すのでしょうか?

ここで、登場するのが「霊媒」です。
霊媒とは、霊魂が人間に対して何かしら思いを伝える為に使用する人間の事です。
霊魂にも、高級霊魂から邪霊の類までいろいろいますが、霊媒が不真面目な霊魂と交信したのでは、嘘を教えられたり、からかわれたり、まともな情報は得られません。
あの世の下の方の霊魂でも真面目な霊魂はいるようですが、その霊魂も、自分がいた世界よりも上の世界の事は分かりません。
ですから、このような霊魂としか交信できない霊媒では、下の方の世界の情報ばかりになってしまい、上の世界まで含めた死後の世界の概要が把握できません。

やはり、上の世界にいる高級霊魂と交信できる霊媒が必要です。
高級霊魂達は、霊的成長を遂げる過程でいろいろな階層を体験しているとともに、部下からの報告で、ある程度なら下の世界の情報も得ているため、情報量は多いと思われます。
もちろん、上級幽界の様子は高級霊魂でなければ分かりません。
それ故、高級霊魂と交信できる高級な霊媒しか、幅広く死後の世界を伝えることはできないのです。

ただし、高級霊魂が使用できるような霊媒が出現するためには、霊魂側と霊媒になる人間側で相当の訓練が必要なようです。
それ故、そういった霊媒は人類の歴史の中でも希有の存在であり、歴史的な達人と言えるようです。
私達は、どうせ死後の世界を教わるならば、こういった高級な霊媒から教えて頂くべきだと思います。

なお、霊能力者は、自分の意思で霊魂を見たり、言葉を聞いたりしようとする人達ですので、受け身の存在である霊媒とは異なります。
霊能力者は基本的に自分が主体ですが、背後には必ず霊魂が存在します。
霊能力者が不道徳な霊魂や邪霊を見つけて除霊するという事は、霊能者もそういった霊魂と同質の幽体を持っているという事ですから、質の異なる高級霊魂の姿は見えないし、意思疎通も不可能という事になります。

by ドーン

(注)この記事は、私(ドーン)の理解の範囲内で書いており、契山館の公式見解を掲載したものではありません。

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