死後の世界を信じない人の死後
人は、必ず死にます。あの世があるかないかは、必ずそのどちらかの1つです。
他界後に自分の意識があったとしたら、あの世があると思っていた人でも、よほど確信を持っていた場合でない限り、「やっぱり本当にあったんだ!」と、びっくりするのではないでしょうか。
あの世の存在に半信半疑だった人なら、なおさらです。
もっと、びっくりする人は、生前、「霊魂やあの世なんて絶対にない。死ねば終わり。」と断言していた人です。
自分は消滅して無になると思っていたところ、生前と連続した意識を持って、あの世で存在しているわけですから、その狼狽ぶりは、相当なものだと想像します。
でも、こうなったら、目の前にある現実を、受け入れるしかありません。その世界で生きるしかないのです。
とは言え、周りを見回しても誰もいなければ、「この先、自分はどうしたら良いのだろう。」と、途方にくれると思います。
こんな時、その人の守護霊だった霊魂が側に来てくれれば、心強いと思われます。そして、いろいろあの世の事を教えてくれたり、案内してくれるならば、安心できるかもしれません。
でも、残念ながら、そのような事はありません。
生前に霊魂等を否定していたという事は、当然、守護霊らの存在も否定していたわけです。
その人は、自分の自由意思で霊的な事柄を否定していたわけですから、守護霊らは、その自由意思を尊重して去るしかありませんでした。
その結果、その人は霊的に無防備な状態となり、不道徳な霊魂からの影響を受けて、幽体が穢されっぱなしになっていた可能性があります。
不道徳な霊魂らは、その人が霊魂を信じようが信じまいが寄ってきますので、そういった霊魂の幽気がつけば、人間の幽体は活力を失ってオーラが出なくなります。そうすると、守護霊はもちろん、その補助霊からも見えなくなってしまっています。
つまり、守護霊らとは全く縁が切れた状態になっていたのです。
ですから、死後の世界に入ってから、今さら守護霊らのお迎えを期待しても、無理なのです。
その代わり、その人の幽体の性質と同じレベルの霊魂が寄ってきます。
幽体は、自分に適合した幽気が存在する世界に行きますから、迎えに来た霊魂も、同じ幽気を吸う仲間という事になります。
ただし、下の世界に行けば行くほど、残虐な霊魂が多いようですから、迎えに来た霊魂が、親切心で迎えに来てくれたかどうかは分かりません。
怖い霊魂が迎えに来て、ボスの所に連れて行かれれば、そういう人生が待っています。
もっとも、この記事も、魂やあの世がある事を前提に書いていますから、霊魂等を否定する人からすれば、単なる絵空事になってしまいます。宗教に引き入れようとする「脅し」としか、思われないかもしれません。
でも、あの世は「あるかないか、2つに1つしかない」という事は確かです。霊魂等を否定する人も、この事を否定する事は出来ないでしょう。
もし、否定論者の言うとおり、死んで無になるのでしたら、あの世で悩む自分もいません。
でも、死んでも自分がいた場合が問題です。その場合に備え、霊的な事柄にも耳を傾けて頂きたいものです。
(注)この記事は、私(ドーン)の理解の範囲内で書いており、契山館の公式見解を掲載したものではありません。