人間の三大欲求は、死後どうなる?
食欲、性欲、睡眠欲を、人間の三大欲求と呼ぶようです。
これには個人差がある事はもちろんですが、性欲を外して排泄欲を入れて3大欲求としたり、全く違う視点から人間の欲求を考察する説もあるようです。
ともあれ、食欲、性欲、睡眠欲は、人間が生存を維持し、未来に子孫を残していくために必要な欲求とされているようです。
しかし、このような欲求は、動物としての肉体があってこそです。
肉体が無くなって、霊魂となってしまえば、肉体に栄養を供給するために食事をする事も、脳を休めるために睡眠を取ることも、子孫を増やすために生殖する事も無くなります。
それ故、食欲、性欲、睡眠欲そのものが無くなるようです。
もっとも、死後間もなくは、イメージでご馳走を出現させて、過去に食べた料理の味を思い出そうとする霊魂もいるようです。
ですが、そもそも食欲は湧かないし、食べている実感もないので、次第に興味が無くなってくるようです。
性欲も同様であり、誰かを好きになる事はあっても、性的な欲求は伴わないようです。
こういう死後の世界では、別の楽しみを見つけなければ、かなり退屈なようです。
霊魂の世界では(当たり前の事ですが)、霊的世界が存在する事は自明となっています。
そして、霊的な身体を見れば、その成長の度合いはすぐに分かりますので、頑張って自分も霊的成長を遂げようと努力する霊魂達もいるようです。
このような霊魂にとっては、神霊のために働く事が生きがいになっているようであり、努力の結果、幽質世界でトップレベルに成長した霊魂が、守護霊や指導霊として地上に派遣されて来るようです。
そういう意識がない霊魂達は、退屈さを紛らわせるために、いろいろな工夫はするも、霊的成長は遂げないようです。
これに対し、下の方の世界に入ってしまった霊魂達は悲惨です。
いつ他の霊魂から攻撃されるか分からないので、常に自分の身を案じていなければなりません。
ですから、楽しみを見つけるどころではないようです。
(注)この記事は、私(ドーン)の理解の範囲内で書いており、契山館の公式見解を掲載したものではありません。