人間の登場 – 霊魂が示した新しい神話 -
上のイラストは、進化論における「ミッシング・リンク(行方不明の鎖の環)」という現象を現しているそうです。
和訳は勝手につけたものです。「Missing」、という言葉は「見失った」とか「行方不明」というイメージが強いのですが、行方不明ということは、存在していたという前提があります。
進化論というのは、ある生物が生存競争を勝ち抜き、変化・進化を遂げながら今に至っていると説明しています。よく見かけるのは、「猿から現人類」までの人間の進化を現したイラストです。
進化の過程で、ある時期に存在したはずの生物の痕跡がまったくない、という状況を「ミッシングリンク」と呼ぶそうです。
チャールズ・ダーウィンが提唱した「進化論」と聖書に示されている「創世記」は、永遠の討論ネタともいえますが、進化論と霊魂学については、すでに明快な答えが示されています。当サイトの中にも関連した記事があります⇒「科学と宗教の共存」
物質である人間という生命体と、その体を物質界で生きるための道具として利用している霊的生命体とは、いわば、まったく別の次元のものであるということです。
以前、「アバター」という米映画が話題になりましたが、その中に出てくる巨大なロボット、中には操縦席があって、人間がすべての動きをコントロールしているのですが、そのロボットはAI搭載の高性能なものではあっても、単なる物体、操縦する人が席を立てば、存在価値のない物体と化してしまいます。
人間という生命体の肉体そのものは、万物の長と言われるだけあって優れものです。けれどもそれはあくまでも物質であり、肉体は寿命を終えれば、使えなくなります。これは否定できない事実です。
けれども、その人間を特別なものにする理由は、その肉体をまとい、利用しているのが、まったく別の「人間」という霊的生命体だということです。
霊的な人間という生命体が、地上に発生した物的な人間という生命体に入り込んだのは、進化論からみれば、ごくごく最近のことだそうです。肉体を持つ人間という生命体は、太古に発生し、進化・変化を遂げて今に至っているのですが、霊的生命体である人間が、その肉体を利用しはじめたのは最近であるという意味です。
これについては、霊魂学著書・「神体」にも記されています。
科学や考古学とは別の次元で、現人類の起源や歴史を紐解いているのが霊魂学です。
そして、今回、その出来事を、とてもわかりやすい言葉で説明された本が発売されました。
人間の登場 -霊魂が示した新しい神話 – 水波一郎著
アマゾンからキンドル版が発売されています。オンデマンドの印刷版も近日発売される予定です。
霊的生命体である私たち現人類が、なぜ、物的生命体である人間というものに興味を持ち、利用しようとしたのか、その結果、どのようなことが起こり、今に至っているのか。謎はすでに解き明かされています。
(注)この記事は、水波霊魂学で学んだことをもとに、私(さんば)の理解の範囲内で作成したものであり、契山館の公式見解を掲載したものではありません。