この世の地獄・あの世の地獄③
この世で悪事の限りを尽くし、人々の恨みを受けていた人達の幽体は不健全であり、他界後は下の世界に行くと予想されます。
そうすると、その階層での支配者らに奴隷のように扱われますが、自分が虐げられると、あまりの辛さから、そこを逃げ出したいと思うようです。
でも、逃亡を計って捕まったりしたら、エンドレスのリンチが待っていますから、同じ階層のどこに逃げても安心はできません。
かといって、階層の違う世界には行けません。幽体の性質が、そこでの幽気に合わないからです。
そこで、地上への逃げ道があると知るや、この世に逃げてくるようです。
地上まで来れば、うまく脱出できたという事で、その霊魂はホッとするかもしれません(もっとも、ボスの命令で地上に来ている霊魂もいるようであり、地上が完全な逃げ場ではないようですが。)
でも、地上の人間からすると、大迷惑です。
そういった霊魂の幽体から吐き出される幽気は、質の低い穢れたものですので、この世でごく普通に暮らしている人々の幽体も、その影響を受けて穢れてしまいます。
おまけに、この世は競争社会ですから、人間同士が互いに念で傷付け合って、幽体はボロボロとなっている可能性があります。
それ故、そのまま何らの対処もせずに他界すると、低い世界に行くことになってしまいます。
こういった悪循環に陥っているのが、この世とあの世の実態のようです。
すなわち、この世に地獄をもたらした人々が、あの世に行って本当の地獄のような世界を見て、地上に戻るや悪い幽気を吐き出し、普通に暮らしている人々の霊的環境を悪化させています。
そして、普通の人々も、日頃から念を受けたり出したりしていますので、ますます下の世界に行きやすくなってしまいます。
私達は、この世を地獄にしないのはもちろん、あの世の下の世界にも行かないように、日頃から霊的なトレーニングをして、幽体を健全にする必要があります。
また、儀式に参加して良い幽気を地上に降ろしていただき、それを吸収して幽気の新陳代謝をする必要があると思われます。
(注)この記事は、私(ドーン)の理解の範囲内で書いており、契山館の公式見解を掲載したものではありません。