心をキレイにしても幽体は汚れたままです
心をキレイにすれば、死後に上の世界に入り、汚い人は下の世界に入るという考えがありますが、それは正しくありません。
人間には肉体及び肉体の心とは別に、幽体という霊的身体があり、幽体にも心があります。
あの世に行くのは、幽体という霊的身体です。
いくら心をキレイにしても、幽体自体が汚れていれば、あの世には汚れた幽体が行きます。
例えば、体が汗をべったりかいた場合には、シャワーで流したり、洗ったりする必要があります。
洋服を洗っても、体自体はキレイになりません。
もちろん、より良い世の中になるためには、人間に道徳心が必要ですし、心がキレイな人は素晴らしいと思います。
でも、心の性質であの世の行き先が決まるのであれば、幼くして亡くなった子供は、動物的な欲求が強いままですから、下の方の世界に行く事になります。
まだ生まれて間もない乳飲み子だったら、なおさらです。
心の状態は、瞬時でも変わります。
今、笑っていたかと思うと、そのすぐ後、何かのきっかけで怒り出すこともあります。
ボーッとしていれば、怒ることもなく、物事にも執着しないでいるかもしれませんが、食べていかねばならない以上、そうも言っていられません。
結局、心の性質と言っても、肉体の脳という物質の機能に制限されている心にすぎません。
人間の魂は巨大な意識体です。
肉体の心、幽体の心、さらには霊体の心も視野におかないと、人間というものは全く分からないと思われます。
参考動画「霊魂学動画・心が成長しているとはどんな状態ですか? 」
(注)この記事は、私(ドーン)の理解の範囲内で書いており、契山館の公式見解を掲載したものではありません。