本当の事が知りたい
世の中の知識には、政治・経済の知識や法的な知識、科学的な知識や歴史上の知識等、いろいろあります。
人間には知識欲や向上心がありますから、特にその道で食べていこうとか、極めたいと思わなくても、いろいろな事を知りたいと思うのは、人間として普通の事だと思われます。
そして、今の時代はインターネットが発達していますから、何か知りたい事があれば、ある程度の情報が得られますし、もっと専門的に学びたい方には、学ぶための機会が用意されています。
でも、それを超えた「本当の知識」を求める人も、世の中にはいらっしゃると思います。
現世的な知識が「本当の知識ではない」とは言いませんが、もっと普遍的、根本的で、人間の存在や神に関する真の知識があるはずと探している方が、きっと一定数いらっしゃると思います。
私見ですが、イエス師が言われた「求めよ、さらば与えられん。」とは、広くは、こうした本当の知識を求める方について言及されているのではないでしょうか。
もちろん、「自分は神を求めている。」とハッキリ自覚できる方もおられますが、だいたいの方は、「知りたい」という思いが心の奥から湧き出るも、直ちに信仰とは結びつかないように思えます。
「本当の事が知りたい。真の知識が欲しい」という気持ちが心の中を占めており、神への信仰を自覚するようになるのは、本当の知識に辿り着いた後かもしれません。
信仰を持つに至る経緯は人それぞれですので、一概にそうだとは言えませんが、本当の事を知りたいと願う人がいたら、まずは霊魂学の知識を学んで頂き、霊的な事実を知って頂きたいと思います。
そして、霊的に目覚めて頂きたいと思います。
(注)この記事は、私(ドーン)の理解の範囲内で書いており、契山館の公式見解を掲載したものではありません。