人は何故、生まれてくる?
よく、「子供は神様の授かりもの」とか、「愛の結晶」とか言われますね。
では、神様は人間の誕生に関わっているのでしょうか?
残念ながら、無関係のようです。
精子と卵子が結合し、受精卵が出来れば、幽質界で暮らしている霊魂の身体の一部が引き寄せられ、肉体の身体に入るようです。
ですから、肉体に魂が宿るのは、神様の計らいでも、愛の結果でもありません。単純に、生殖の結果です。
愛がなくても、生殖すれば子供は出来るし、犯罪行為によっても受精卵は出来てしまいます。逆に、愛し合っていても、生殖の際に精子と卵子がうまく結合しなければ、子供は出来ません。
子供を神様の授かり物とか愛の結晶と見立てれば、ロマンチックな感じもします。
でも、人間がそのように神様と近い関係であり、神様に干渉されている存在であれば、生まれてくる人間が、21世紀になっても争いばかりしているのは不思議ですね。
また、性欲が愛と違うこと、勿論です。
このように、私達は、生殖の結果で生まれてきていますので、自分の意思でこの世に生まれてきたわけでもありません。
地球上の全ての人が生殖をやめれば、人類は生まれてくる事はないのです。
とすると、私たちは、心の修行のために、あえて地上に降りてきたという事はなさそうです。出生の主導権は地上の人間にあり、あの世の霊魂の要請ではないからです。
それ故、地上の人生を、学校のようなものに見立てる考え方も、間違いです。飢餓のために死んでいく乳幼児には、この世で何かを学ぶチャンスがなかった事は、明らかです。
とはいえ、生きている私たちは、これからも人生を生きなければなりません。生まれてしまった以上は、どう生きるかは、最大の課題となります。
生き方は自由だとしても、死後の世界の実情を知らなければ、生き方の指針が分かりませんよね。
例えば、皆、天国に行くのであればともかく、地獄のような世界があるとしたら、そこに落ちないような方策が必要です。それには、やはり霊魂に聞くしかありませんね。人間が、肉体の脳で考えても、分かる事ではありませんからね。
霊魂からの話を聞きたい方は、以下の動画をご覧下さい。
霊魂学動画・この世に生まれるのは心を磨く為ですか?
霊魂学動画・人間にとっての最大の問題
(注)この記事は、私(ドーン)の理解の範囲内で書いており、契山館の公式見解を掲載したものではありません。