不都合な霊的真実
2006年に、『不都合な真実』という映画が公開されました。
地球温暖化を扱ったドキュメンタリー映画で、北極の氷が溶けている事実や、太平洋にある島々が水没の危機にある事実などを伝えていました。
しかし、この映画の影響が世界中の人々に広がったり、政府が温暖化対策を講じたりするのは好ましくないと考える人達もいたようです。
自然を切り崩し、地球を汚しながら莫大な利益を得ている人達や、それを後押しする政府からすれば、不都合な真実の話は迷惑なようです。
そうしたサイドからでしょうか、「地球は今、寒冷期に向かっているから、温暖化はない。あったとしても、歓迎すべき」等と、地球温暖化に異を唱える側の学者の理論が紹介されていた事を覚えています。
一般の人々も、温暖化が真実だとしても、「何とかなる。」とか、「多少の災害があるかもしれないけれど、乗り切れる。」等、気候変動の問題を楽観的に捉えていたように思われます。
しかし、現在、世界中の至る所で大規模な水害が起こっています。しかも、国によっては、国土の3分の1とか、3分の2が水没するというような、2006年頃には予想できなかった事態が起こっています。
現実と、人々の希望的な見立てとは違います。
いくら、「こうなったらいいな。」とか、「自分の考えからは、こうなるはずだ。」等と思っても、現実は自分達の思考通りにはなってくれません。
真面目な学者達による真剣な研究結果と、それに基づく将来予測は、真摯に捉えた方が良さそうです。温暖化対策の事業で、ボロ儲けを目論む人達がいたとしても、それを根拠に、温暖化の話は陰謀によるもの等と、安易に否定するのは危険だと思います。
霊的事実についても同じです。
真面目で霊的に高級な霊魂が送って下さる情報を、同じく高級な霊的身体を持つ霊媒が受け取り、それを私達に伝えて下さっているのなら、やはり真摯に耳を傾けるべきではないでしょうか。
「自分は悪い事をしていないから、死んでも下の世界へは行かない。」とか、「死ねば仏になり、あの世で楽しく暮らせる。」等といった、メンヘラ的な空想論と、霊的真実とは異なります。
いくら自分の思考で夢を描いても、それで現実は変えられない事は、この世でもあの世でも同じです。
現在の日本の霊的状況は、史上最悪のようです。
私達は、まずは、不都合な霊的真実を知る必要があると思います。
霊的環境の悪化について、詳しく知りたい方は、以下の動画をご覧下さい。
(注)この記事は、私(ドーン)の理解の範囲内で書いており、契山館の公式見解を掲載したものではありません。