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地縛霊(じばくれい)はいるのでしょうか?
地縛霊(じばくれい)とは、その場所で亡くなったが、自分が死んだ事を分からなかったり、受け入れられなかったりで、あの世に行かずに留まってしまった霊魂を指すようです。
例えば、何度も事故のある踏切で、幽霊が出るという噂がある場合、「そこを離れられない地縛霊がいる。」と言われたりするようです。
でも、地縛霊と呼ばれるような霊魂は、本当に存在するのでしょうか?
地縛霊がいるという考え方は、死者は、亡くなった事を理解してからあの世に行く、という順番になっています。でも、実際は逆です。
他界するとは、間気が全て消失し、肉体と幽体との繋がりが切れるため、地上とは結びつけられずに、必然的にあの世に帰ることを意味します。
つまり、まずは、「死」によって、あの世に行っているわけです。
そして、死者は、あの世で自分が死んだ事に気付くようです。
疲れないし、食欲もない、眠らない、病気で辛かった人はその障害がなくなって体が楽になりますから、こうした自分の身体の変化で、いかんせん、死んだ事に気づくようです。
ですから、あの世に行けない霊魂がいて、死んだ事にも気づかずにその土地にとどまっている、という事はないのです。
死亡した場所に、幽霊の目撃談が数多くあるとしたら、それは別の霊魂のイタズラです。
人々が怖がって話題にするのを面白がり、このような幽霊を見せているのだと思われます。
霊魂に力量があれば、霊魂が幽霊を見せる事も出来るようです。
これに対し、死んで間もない霊魂は、仮に地上に来たとしても、そうした技術はありません。
人間にイタズラするような不道徳な霊魂は、あの世の下の方の世界から逃げてきた霊魂です。
こうした霊魂も、決してその土地等に縛られているわけではなく、自由に移動する事ができます(ボスの命令でそこに配置されていても、地面に縛られて動けないわけではありません。)。
それ故、その場所に縛られるような霊魂は、存在しないと思われます。
参考書籍 「霊魂に聞く」
(注)この記事は、私(ドーン)の理解の範囲内で書いており、契山館の公式見解を掲載したものではありません。