救世主への期待
自然災害があちらこちらで起こっていますね。政情も不安です。
2025年に日本に大災害が起こるのでは?という噂もあるようです。
でも、同時に、日本に救世主が現れるという噂もあり、復興して新しい未来を切り開けるという期待もあるようです。
日本に救世主が現れると解釈される予言は結構たくさんあるそうで、現れる時というのも、遠い未来の話ではないどころか、既に生まれておられるのではないかとも言われているようです。
ここで言う救世主とは、人々が困った困っている時に、あらゆる問題を一挙解決し、人々が平和に豊に暮らせるようにしてくれる方の事がイメージされているようです。
しかし、そんなに都合の良い存在が、現れるでしょうか?
かつて、イエス師が誕生する前も、「救い主が来る」と予言されていたようですが、結局、磔にされてしまいました。
その後、キリスト教徒は、イエス師が救世主(メシア)であったと認めて信仰していますが、さらに再臨のメシアが現れる事を期待しているようです。
雲に乗って現れたキリストが最後の審判を下し、神の国の完成、あるいは神による新しい秩序を導入するものと信じられているようです。
つまり、正しい人間は再臨のメシアによって救われ、地上は天国のようになる事が期待されているのだと思われます。
失楽園前の地上は、食べ物に困ることのない世界だったとの解釈のようですので、物質的に満足できる世の中が期待されているのかもしれません。
しかし、人々の欲望を十分に満たしてくれる人を救世主とするならば、そのような救世主は現れません。
神は万能という事を理由に、そういうファンタジーもあり得ると考える方もいるかもしれません。
でも、神が地上でどんな事でも為しえるならば、とっくに戦争はなくなっていますし、原子爆弾も落ちていません。
地上の人間社会は、人間の思惑で動いています。唯一絶対の神が干渉したり、関与した事はないはずです。
仮に、人々を物質的に満足させ、あるいは精神的に満させ得る人が現れたとしても、それで人間の幽体が進歩するわけではありません。
自分の幽体、ひいては魂を救うのは、自分自身しかありません。
本当の救いとは何かを、是非、霊魂学で学んで頂きたいものです。
詳しくは、以下の動画をご覧ください。
(注)この記事は、私(ドーン)の理解の範囲内で書いており、契山館の公式見解を掲載したものではありません。