多次元宇宙と霊的世界
物理学者によれば、宇宙は3次元に留まらず、もっと多元的なのだそうです。
私には良く分かりませんが、計算上そうなるようです。
そのためか、「死」を、宇宙の別の次元に移る事象だと捉える方もおられるようです。
人間は肉体が消滅しても、それとは別に「意識」が存在し、死を契機に4次元以上の世界に移行すると見るようです。
この見解では、他界した人の「意識」や「死後の世界」は、物理宇宙のどこかの次元に移行しているという事になり、それとは別の「霊的世界」は認めない事になりそうです。
そうすると、創造主としての神様も否定するのが自然ではないでしょうか。死後の世界が物理宇宙の中にあるとしながら、それとは別に霊的世界を観念し、そこに神様が存在するというのは、あまりにも便宜的というか、ご都合主義的な感じがするからです。
逆に、神様がこの宇宙のどこかにおられるというのは、もっとおかしい気がします。創造主が被造物の中に存在するわけですから、人間がAIを作り、そのAIの中に人間が組み込まれているようなものです。
神様がおられるとしたら、やはり霊的世界が存在する事が前提になると思います。そして、科学ではそのような霊的世界が観察も計算もできないからこそ、宗教がその存在を説いてきたものです。
では、神は存在するのかという根本問題ですが、最近、youtubeで興味深いコンテンツを見つけました。
それは、宇宙は、あまりにも人間に都合よく創られており、そこには神の意思が存在したのではないかという問題提起です。
私達人間が、地球上に存在し、適切な環境で暮らせるようになるまでには、ほとんどゼロに近い確率で起こる偶然が、何度も重っているようです。
そういう偶然があったから私達が存在すると言ってしまえば、それまでですが、わざとらしい位に続く偶然は、単なる偶然というよりも、「意図」を感じざるを得ません。
死後の世界を「霊的世界」とせず物理的次元で語るのは、科学と融合した画期的な考えのように感じられるかもしれません。
でも、真実はもっと単純なものであり、神様が存在し、人は他界後に霊的な世界に入るという素朴な信仰が、意外と真実に近いのではないでしょうか?
私はそう考えるのですが、みなさんは、どう思われるでしょうか?