退屈している霊魂
幽質界では、念じれば欲しい物が出てきます。
肉体がないので、寝る事も食べる事も不要です。
それ故、衣食住を満たすために、仕事をする必要もありません。
つまり、何不自由がなく、時間だけは無制限にあるという事です。
誰かとゲームをしても、真剣になればなるほど、互いに相手の手の内が伝わってきてしまいますし、スポーツをしても、例えばボーリングは全てストライクが出る等、願った通りの結果が出てしまいます。
これでは、競う意味がなくなってしまいます。
そこで、他の霊魂と、念でいろいろな物を作り合って、その独創性を競ったりもするようですが、それでも時間は有り余っています。
そのため、退屈さをどうやって解消するかは、霊魂の悩みでもあるようです。
もちろん、こうした悩みは、幽質界でも比較的良い世界に行った霊魂の話です。
下の世界に行った霊魂の場合、どうしたら怖い霊魂から逃れられるかで、頭がいっぱいだと思われます。
(注)この記事は、私(ドーン)の理解の範囲内で書いており、契山館の公式見解を掲載したものではありません。