霊的に穢れているとは?

霊的な穢れ

日本では、古くから「祓い」という宗教的行為が行われていました。霊的な穢れを取り除くための儀式です。
では、霊的な穢れとは、実体はどういうもので、どういう原因で付いてしまうものでしょうか?

霊的な穢れは、現代人的には、目に見えないネガティブな「気」とか、負のエネルギー等と表現されるかもしれません。
こういった霊的エネルギーの存在を何となく信じている方も多いようであり、そうであればこそ、「あそこは心霊スポットだから避けた方が良い。」等といった噂も存在しているのでしょう。

でも、霊的な穢れを深刻に受け止め、これを定期的に祓わねばと考えている方は、ごく少数だと思います。
多くの人は、廃墟や事件があった現場等に行けば、その場所のよどんだ空気に触れて、自分にも霊的にマイナスの気が降りかかるが、逆に、そういう場所に行かない限り、霊的な穢れに触れる事は無いと思われているかもしれません。

しかし、霊的に穢れた場所は、あちらこちらにあるようです。
むしろ、現代においては、穢れた場所だらけと言っても過言でないようです。
他界して、あの世の下の方の世界に言った人間の霊魂が、苦しさから逃がれるため、あるいはボスの命令でこの世に戻ってきては、穢れた幽気を巻き散らすからです。

人間には、「幽体」という霊的な身体が、肉体と重なっています。同じように、「幽気」という霊的な気が、地上の空気に重なるようにして存在しています。
そして、その幽気は、生きている人間の幽体の中にも、他界した霊魂にも存在します。
下の方の世界に行った霊魂は、幽体の状態に合った質の悪い幽気のある世界に入ったものであり、そこの幽気を吸収して栄養としていますから、幽体内にある幽気も質の悪いものです。

問題は、このような幽体の質が悪い霊魂が、たくさん地上に来ているという事です。
いい人だから高い世界に行くとか、悪い事をしたから低い世界に行く等と信じている方達が多いようですが、霊的真実は違うようです。
神や仏を信じない事が常識のようになり、素朴な信仰が無くなってきた日本においては、高級な霊魂に助けを求める事もなく、幽体の状態を改善してくれるような良好な幽気を浴びる機会もなくなりました。
それゆえ、幽体の性質が悪いまま他界し、必然的に質の低い幽気のある世界に行って、辛くて逃げて来たり、ボスの命令で地上に戻ってくる霊魂がたくさんいるようです。

そして、このような霊魂の幽気と接している人間は、いつの間にか、穢れた幽気にまみれてしまい、幽体も穢れていってしまいます。
つまり、霊的に穢れるているとは、空気と重なった幽気の質が低くなっている状況や、これに触れたり、あるいは霊魂から意図的に低い幽気を付けられて、人間の幽体が不健全な状態となっている事を指していると思われます。

穢れた幽体のまま他界した人間の霊魂は、穢れた幽気のある世界に向かいますので、そこでは非常に辛い生活が待っているそうです。
そして、そのような霊魂がこの世に大量に戻ってくれば、ますます地上の幽気は汚れ、さらにまた穢れた幽体の人間を増やしてしまいますから、まさに悪循環です。

霊的な穢れは、生きているうちに祓っておく事が必要があるようです。いや、日頃から幽体を健全にする霊的トレーニングをしておき、そもそも穢れが付かないような幽体にしておく事が、必須のようです。

by ドーン

(注)この記事は、私(ドーン)の理解の範囲内で書いており、契山館の公式見解を掲載したものではありません。

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