地獄は暗い世界?
私たち地上の人間が、地獄の様子を描くとき、黒や灰色等の暗い色を使ったり、血や火の色として赤を使ったりして、そのオドロオドロしさを表現します。それが、地獄のイメージに合っているからです。
でも、そこで暮らしている霊魂達にとっては、普通に見渡せる世界であり、視界の暗い世界ではありません。同じ環境にいる霊魂同士では、互いの姿も良く見えるようです。
そこの世界が暗く、良く見えないというのは、上の世界から下の世界を見ようとする場合です。
上の方にいる霊魂であればある程、下の世界は暗すぎて見えないようです。
比較的、幽体の性質が近い霊魂の場合は、自分よりも下の世界にいる霊魂達も見えるようですが、やはり暗く見えるようです。
逆に、下の世界にいる霊魂が、上の方から来た霊魂を見ようとしても、眩しくて姿が見えないようです。
幽体の性質が近い場合でも、自分がいる世界よりも上から来た霊魂は、少し光って見えるようですから、互いに違う世界に住んでいる事は分かるようです。
上の世界にいる霊魂達も、同じレベルにいれば互いに眩しくありませんが、もっと上の霊魂を見ようとしても、光り輝いている「存在」を認識できるのがせいぜいで、姿を捉える事は出来ないようです。
上の世界を光り輝く世界として描き、下の世界を暗い世界として描くのは、あくまで私達地上の人間のイメージで表現したものです。その世界にいる霊魂達にとっては、眩しくも暗くもないようです。
(注)この記事は、私(ドーン)の理解の範囲内で書いており、契山館の公式見解を掲載したものではありません。