第三の目の開発が危険である理由
今から30年以上前だと思います。超能力ブームがあり、スプーン曲げの他、「第三の目」を開発する事等も流行っていました。
第三の目を開発すると、トランプの裏から数字を当てたり、目をつぶっていても景色が分かる等、超常的な能力が身につくとの話でした。
でも、ある雑誌に、第三の目を開発して、酷い目に遭った女性の事が載っていました。その雑誌は、決して超能力等に否定的な雑誌ではなく、むしろ肯定的な雑誌だったと思います。
その記事によれば、ある女性が第三の目を開発した後、四六時中、見えない誰かから指示されたり、話しかけられたりするようになり、日常生活もままならなくなってしまった事が書かれていました。
その女性は、睡眠不足でノイローゼ状態となり、こうした能力を消したいと真剣に悩んでいるとの事でした。
ですから、その記事の最後にも、軽い気持ちで第三の目の開発をすべきでない旨が書かれていたと記憶しています。
私はこの頃、超能力というのは、人間に潜在的にあるものであり、開発すれば誰でも芽生えうるものだと思っていました。そして、この女性のように、能力が暴走したようなケースは、能力開発に失敗したのだろう程度にしか思っていませんでした。何故こういう結果になるのか、そもそも超能力とは本当に人間の潜在能力か等について、深く考える事もありませんでした。
でも、水波霊魂学を学ぶようになって、ハッキリとそのメカニズムというか、理屈が分かりました。
第三の目にしろ、チャクラにしろ、そこに念を集中させてしまうと、幽体と肉体を接着させている「間気」という半物質に、ムラが生じてしまいます。集中している所ばかりに間気が集まり、そうでない所には間気が不足してしまうのです。
そうすると、間気が薄くなった部分は、肉体と幽体がピッタリとくっつかずに、幽体が肉体からズレやすくなってしまいます。
そして、実際に幽体が肉体の外に出てしまうと、霊魂からは人間の幽体や間気等は見えるようですから、地上をうろつく不道徳な霊魂の目に止まってしまいます。
不道徳な霊魂達は、遊び道具を探していたところ、大喜びです。その人の間気を引っ張って、自分の手を入れたりできるようです。
こうして自分の幽気を入れた後は、人間の幽体の脳に神秘的なビジョンを見せたり、自分の意向が伝わるようにしたりして、思う存分人間にイタズラし、からかうようです。
しかし、人間の方は、神秘的な力が付いたと大喜びになります。先程の女性のように、深刻に悩むケースもありますが、ちょっとした神秘体験なら、むしろ成果があったと有頂天になるようです。その末路は、悲惨そのものです。
このような悲劇は、肉体の他に幽体があり、この両者をくっつけるものとして、間気が存在することを理解していない事から起きます。第三の目を開発するとは、この間気を不自然に眉間に集中させる事なのです。これは、チャクラと言われる他の部位でも同じです。
その結果、不道徳な霊魂を引きつければ、幽体の脳にイタズラされて、神秘的な体験もする事になるわけです。
ですから、もし、未だにこうした超能力開発をしている方がいらっしゃるとしたら、直ちに止められた方が良いと思われます。神秘的なビジョンを見るのは、開発が成功した証拠と思われるかもしれませんが、この世的に言えば、詐欺師の手口です。
額がむずがゆくなるのも、第三の目が開けてきた予兆ではありません。間気がそこに集中し、滞っているためではないかと思われます。
もっと詳しく知りたい方は、以下の動画をご覧下さい。
(注)この記事は、私(ドーン)の理解の範囲内で書いており、契山館の公式見解を掲載したものではありません。