私達はみな霊魂であり、あの世へ移行する存在です
「霊魂」と聞くと、「怖い」「気味が悪い」等と思われるでしょうか?
私達は、霊魂というものを思い浮かべる時、とかく、地上をうろつく幽霊をイメージしがちです。
成仏できずにこの世を彷徨ったり、自分の恨みを晴らすために、憎い人間やその子孫にまとわりつく存在として捉え、不気味な存在としてイメージしてしまいます。
でも、生きている私達人間も、実は霊魂なのです。霊的生命体としての実体が、肉体の身体と重なっているからです。
生きているうちから霊魂があるからこそ、他界してからは霊魂だけの存在になるとも言えます。
単なる物質は、「生きる」ものではありませんから、「死」もありませんが、私達は、生まれて、生命活動をして、死んでいく存在です。
ここが単なる物質との根本的な違いであり、生命体を生命体たらしめている存在が、霊魂ではないでしょうか?
そして、霊的な身体である「幽体」が肉体から抜けてしまえば、「死」を迎えた事になり、残された肉体は、物質として朽ち果る等で、分解されていきます。
一方、肉体から抜け出した「幽体」は、本来の住処である「幽質界」に戻っていきます。
ですから、「死」とは、確かに物質面では肉体の終わりですが、自分自身の意識の終わりではありません。霊的世界で目覚めたら、やはり、自分は自分としての意識を持っているようです。
私達は、このように、死を契機に霊的世界に移行する事が予定されている「霊魂」なのです。
(注)この記事は、私(ドーン)の理解の範囲内で書いており、契山館の公式見解を掲載したものではありません。